
この記事では、『カントの名言』を厳選して紹介しています。
カントの名言には「内容のない思考は空虚であり、概念のない直観は盲目である」や「我は孤独である。我は自由である。我は我みずからの王である」など、心に響く名言が多数あります。
ドイツの哲学者で、科学的合理性と啓蒙的人間理性、合理論と経験論を統合して批判哲学を創始した、カントの名言をご堪能ください。
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目次
カントはどんな人物?
名前:カント(Immanuel Kant)
誕生:1724年
没年:1804年
国籍:ドイツ
職業:哲学者・大学教授
名言:「内容のない思考は空虚であり、概念のない直観は盲目である」「我は孤独である。我は自由である。我は我みずからの王である」など
カントはドイツの哲学者で、ケーニヒスベルク大学教授でした。
科学的合理性と啓蒙的人間理性、合理論と経験論を統合して批判哲学を創始しました。
科学的認識の成立根拠を吟味して、認識は対象の模写ではなく、主観(意識一般)が感覚的所与を秩序づけることによって成立すること(コペルニクス的転回)を主張しました。
超経験的なもの(不滅の霊魂・自由意志・神など)は科学的認識の対象ではなく、信仰の対象であるとして、伝統的形而上学を否定するいっぽうで、道徳の学として形而上学を意義づけました。
カントの著作には、「純粋理性批判」「実践理性批判」「道徳形而上学原論」「判断力批判」などがあります。
カントの名言48選【心に届く名言・自由・哲学・空虚・意味・教育】
ここからは、カントの名言を厳選して紹介していきます。
内容のない思考は空虚であり、概念のない直観は盲目である。
カントの名言
理論のない経験は盲目である。しかし、経験のない理論は単なる知的ゲームに過ぎないのだ。
カントの名言
哲学は学べない。学べるのは哲学することだけである。
カントの名言
教育は人間に課すことのできる最も大きい、難しい問題である。
カントの名言
人は人によりてのみ人となり得べし、人より教育の結果を取り除けば無とならん。
カントの名言
我は孤独である。我は自由である。我は我みずからの王である。
カントの名言
存在するとは、行動することである。
カントの名言
苦悩は活動への拍車である。そして活動の中にのみ我々は我々の生命を感じる。
カントの名言
幸福とは理性の理想ではなく、想像の理想である。
カントの名言
未熟さとは、他人の指導なしでは自分の知性を使うことができないということである。
カントの名言
すべての知識は経験に基づく。
カントの名言
わたしが生きている間、ずっと幸せである必要はない。しかし、生きている限りは立派に生きるべきである。
カントの名言
もし虫けらのように振る舞うのならば、踏み付けられても文句を言ってはならない。
カントの名言
あらゆる事物は価値を持っているが、人間は尊厳を有している。人間は決して目的のための手段にされてはならない。
カントの名言
恩知らずとは、卑劣さの本質だ。
カントの名言
高慢な人は常に心の底では卑劣である。
カントの名言
法律においては、他人の権利を侵害する時には罰せられる。道徳においては、侵害しようと考えるだけで罪である。
カントの名言
善行はこれを他人に施すものではない。これをもって自分自身の義務を済ますのである。
カントの名言
最も平安な、そして純粋な喜びの一つは、労働をした後の休息である。
カントの名言
宗教とは、我々の義務のすべてを神の命令とみなすことである。
カントの名言
互いに自由を妨げない範囲において、我が自由を拡張すること、これが自由の法則である。
カントの名言
動物に対して残酷な人は、人間関係においても容赦ない。我々は動物の扱い方によって、その人の心を判断することができる。
カントの名言
努力によって得られる習慣だけが善である。
カントの名言
自由とは、すべての特権を有効に発揮させる特権である。
カントの名言
よく見なさい。美とは取るに足りないものかもしれない。
カントの名言
愛とは感性に属する事柄であって、意欲に属する事柄ではない。だから、欲したからといって愛せるわけではないし、ましてや愛さねばと思ったから愛せるわけでもない。
カントの名言
我々は光のもとで暗闇を、幸福のもとで悲惨を、満足のもとで苦痛を思い起こすことはまれである。しかし、その逆はいつもである。
カントの名言
暗黒のなかでは、我々の想像力は明るい光におけるよりもたくましく働くのを常とする。
カントの名言
酒は口を軽快にする。だが、酒はさらに心を打ち明けさせる。こうして酒はひとつの道徳的性質、つまり心の率直さを運ぶ物質である。
カントの名言
人間はすべて、文明が進めば進むほど俳優になっていく。つまり、人間は他人に対する尊敬と好意、典雅と無私の風を装うが、それにたぶらかされる人はいない。
カントの名言
真面目に恋をする男は、恋人の前では困惑したり拙劣であり、愛嬌もろくにないものである。
カントの名言
善行は義務です。
カントの名言
自分の一つ一つの行為が普遍的法則になるかのように生きるのだ。
カントの名言
天才は生得の心の素質であり、これによって自然は芸術に規則を与える。
カントの名言
真の人間性に最もよく調和する愉しみは、よき仲間との愉しい食事である。
カントの名言
民主政治は専制政体と変わらない。なぜならば、民主政治とは全員がひとりの意志を無視し、時にはこれに逆らって議決し得る。という全員ならぬ全員が議決し得る執行権を認めるからである。
カントの名言
何度も繰り返し長い時間をかけて考えれば考えるほど、いつも新たな、いよいよ強い感嘆と畏敬とで心をみたすものが二つある。私の上なる星空と私の内なる道徳法則とである。
カントの名言
笑いは消化を助ける。胃散よりはるかに効く。
カントの名言
科学とは体系化された知識で、知恵とは整理された生活である。
カントの名言
徳にとってまず要求されることは、自己自身を支配することである。
カントの名言
崇高なものは我々を感動させ、美しいものは我々を魅了する。森は夜崇高であり、昼美しい。
カントの名言
ドグマ(独断的な説)の死は、道徳の誕生だ。
カントの名言
信念のための場所をつくるために、わたしは知識を取り除く必要があった。
カントの名言
美には客観的な原理はない。
カントの名言
あらゆる宗教は道徳をその前提とする。
カントの名言
人が財産を使うに際しては、慎重さとためらいとがある。それは善行ではないし、手腕も能力も必要とはしない。
カントの名言
友情関係は同等関係である。
カントの名言
我が行いを見習えと、誰にでも言い得るよう行為せよ。
カントの名言
1.私は何を知りうるか。
カントの名言
2.私は何を為すべきか。
3.私は何を望むのがよいか。
4.人間とは何か。
第一の問いに答えるのは形而上学であり、第二の問いには道徳、第三の問いには宗教、第四の問いには人間学が答える。結局これらすべては人間学に含ませてよいであろう。なぜなら最初の三つの問いは最後の問いに関連しているからだ。
カントの本・関連書籍を紹介
ここからは、カントのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
カントの本おすすめ①:カント 実践理性批判

カント 実践理性批判 (岩波文庫)
『カント 実践理性批判』は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントが「実践理性」、すなわち人間の道徳的理性の働きを体系化した著作です。
カントは「定言命法」という倫理原理を提示し、人間が自由な理性存在として普遍的な道徳法則に従うべきであることを論じました。
また、自由・不死・神といった理念を実践理性の要請として位置づけ、倫理と形而上学を結びつけています。
本書は、カント倫理学の核心を示す古典であり、近代道徳哲学の基盤をなす重要な一冊です。
カントの本おすすめ②:道徳形而上学の基礎づけ

道徳形而上学の基礎づけ (岩波文庫)
『道徳形而上学の基礎づけ』は、イマヌエル・カントが倫理学の根本原理を探究した著作であり、「定言命法」に基づく普遍的道徳法則を提示した作品です。
カントは、道徳的行為は結果ではなく動機の純粋さに基づくべきだとし、人間を理性的存在として尊重する義務を強調しました。
理性による自律と自由を道徳の根幹に据えることで、近代倫理学の普遍的基盤を築いています。
本書は、カント道徳哲学の出発点を示す古典的名著です。
カントの本おすすめ③:判断力批判 上・下 (岩波文庫)

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

判断力批判 下 (岩波文庫 青 625-8)
『判断力批判 上・下 (岩波文庫)』は、イマヌエル・カントが美と目的論をめぐる思索を展開した著作です。
カントは「美的判断力」において主観的感性と普遍的妥当性の両立を論じ、芸術や自然美を哲学的に基礎づけました。
また「目的論的判断力」では自然を目的体系として捉え、人間理性と自然秩序の調和を探求します。
理論理性と実践理性を媒介する第三批判として、近代美学と哲学体系に決定的な位置を占めています。
本書は、カント哲学を総合的に理解するための重要な古典です。
カントの本おすすめ④:純粋理性批判 上・中・下 (岩波文庫)

純粋理性批判 上 (岩波文庫 青 625-3)

純粋理性批判 中 (岩波文庫 青 625-4)

純粋理性批判 下 (岩波文庫 青 625-5)
『純粋理性批判 上・中・下 (岩波文庫)』は、イマヌエル・カントが人間理性の限界と可能性を探究した大著です。
カントは「感性」「悟性」「理性」の構造を分析し、我々の認識は経験に依拠しつつも先験的枠組みによって成り立つと論じました。
形而上学的問いに対しては理性の限界を示し、科学的認識を確立しつつ、自由や神などの理念を実践理性に委ねます。
本書は、近代哲学の転換点を画した批判哲学の基礎的著作であり、カント体系の根幹をなす重要な古典です。
カントの本おすすめ⑤:永遠平和のために

永遠平和のために (岩波文庫)
『永遠平和のために』は、イマヌエル・カントが1795年に著した平和論で、恒久的な国際平和を実現するための条件を体系的に論じた著作です。
カントは、共和的な国家体制の確立、諸国家間の法に基づく連合、そして普遍的人権の尊重を平和の基盤と位置づけました。
また、常備軍や秘密外交を平和を妨げる要因として批判しました。
本書は、近代国際政治思想の源流をなし、今日の国際連合や国際法の理念にも大きな影響を与えた古典です。
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