パスカルの名言60選【心に届く名言・人間は考える・人間の弱さ・人生・神】 

パスカル 名言

この記事では、『パスカルの名言』を厳選して紹介しています。

パスカルの名言には「人間は自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である」「生涯において最も大切なことは職業の選択である。しかし、偶然によってそれは決まる」など、心に響く名言が多数あります。

フランスの哲学者・数学者・物理学者で、実存主義の先駆と見なされている、パスカルの名言をご堪能ください。

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パスカルはどんな人物?

名前:パスカル(Blaise Pascal)
誕生:1623年
没年:1662年
国籍:フランス
職業:哲学者・数学者・物理学者
名言:「人間は自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である」「生涯において最も大切なことは職業の選択である。しかし、偶然によってそれは決まる」など

パスカルはフランスの哲学者・数学者・物理学者です。

実験科学者としては大気圧・液体圧に関する業績があり、パスカルの発見による液体または気体の圧力に関する原理に「パスカルの原理」があります。

数学者としては、円錐曲線論や確率論が有名です。

「人間は葦の如く弱いが、考える葦として知らない宇宙よりも偉大である」と説き、実存主義の先駆者とされています。

パスカルの著作には、「パンセ」などがあります。

パスカルの名言60選【心に届く名言・人間は考える・人間の弱さ・人生・神】 

ここからは、パスカルの名言を厳選して紹介していきます。

人間は自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかし、それは考える葦である。

パスカルの名言

人間は考えるために生まれている。ゆえに人間は、ひとときも考えないではいられない。

パスカルの名言

無知をおそれてはいけない。偽りの知識を恐れよ。

パスカルの名言

徳の高さは、人が何か特別に頑張った時に判断すべきではない。日頃の行いで判断すべきである。

パスカルの名言

哲学を嘲笑するものこそ、真に哲学者である。

パスカルの名言

人間の偉大さは、考える力にある。

パスカルの名言

知恵は知識にまさる。

パスカルの名言

知性が増すにつれ、人それぞれの個性をより多く見出すようになる。凡人は人それぞれの違いがわからない。

パスカルの名言

己はこの世のすべてである。

パスカルの名言

恥は一つしかない。すなわち、なんの恥も感じないということだ。

パスカルの名言

生涯において最も大切なことは職業の選択である。しかし、偶然によってそれは決まる。

パスカルの名言

進歩によって完成することは、すべて進歩によって滅びる。

パスカルの名言

危険な行き過ぎが二つある。理性をただちに否定することと、理性の他は何も認めないことだ。

パスカルの名言

人からよく思われたいのなら、自分のことをほめるな。

パスカルの名言

心には理性で分からない理由がある。

パスカルの名言

人々は美徳の点ではそんなに差異はなく、悪徳の点でのみ差異がある。

パスカルの名言

人間の悪事はすべて、部屋の中でじっとしていられないことに由来する。

パスカルの名言

我々が本当に愛するのは、人間そのものではなくて、人間のもっている特性ということになるのである。

パスカルの名言

好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。たいていの場合、何かを知ろうとする人は、ただそれについて他人に語りたいからだ。

パスカルの名言

時は悲しみと口論の傷を癒す。人はみな変わる。過去の自分はもはや現在の自分ではない。悩む者も悩ます者も、時がたてば別人になる。

パスカルの名言

人間はつねに、自分に理解できない事柄は何でも否定したがるものである。

パスカルの名言

想像力は何でもやってのける。それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのだ。

パスカルの名言

知識は悲しみである。多くを知る者は、怖ろしき真実を深く嘆かざるを得ない。知識の木は生命の木ではないから。

パスカルの名言

人間は神と悪魔の間に浮遊する。

パスカルの名言

人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。快楽に負けることこそ恥である。

パスカルの名言

真の雄弁は雄弁を軽蔑し、真の道徳は道徳を軽蔑する。哲学を軽蔑することこそ、真に哲学することである。

パスカルの名言

真理が支配しているときに平和を乱すことがひとつの犯罪であると同様に、真理が破壊されようとしているときに平和にとどまることも、やはり、ひとつの犯罪である。

パスカルの名言

力なき正義は無力であり、正義なき力は圧制である。

パスカルの名言

人は恋愛を語ることによって恋愛するようになる。

パスカルの名言

恋愛に年齢はない。それはいつでも生まれる。

パスカルの名言

偉人が我々より偉いのは頭が少しばかり高く出ているだけのことで、足のほうは我々と同じくらい低いところにある。

パスカルの名言

人間は偽装と虚偽と偽善にほかならない。自分自身においても、また他人に対しても。

パスカルの名言

美と呼ばれるものは、しばしば流行と地域で決められる。

パスカルの名言

習慣は第二の自然だといわれているが、人は、自然が第一の習慣だということを知らない。

パスカルの名言

圧制は、自己の秩序を超えて全般を支配しようとするところに存する。

パスカルの名言

空想は感情に似ているが、感情とは反対のものである。

パスカルの名言

世論はいわば世界の女王であるが、力は世界の暴君である。

パスカルの名言

恐れる者は恐れることなかれ。だが恐れぬ者は恐れよ。

パスカルの名言

感覚は、偽りの見せかけで理性をたぶらかす。

パスカルの名言

神を感じるのは心情であって、理性ではない。信仰とは、そのようなものである。

パスカルの名言

神が存在するということは不可解であり、神が存在しないということも不可解である。

パスカルの名言

情念は過度でなければ美しくありえない。ひとは愛しすぎないことには十分に愛していないのだ。

パスカルの名言

雄弁も長たらしくなると退屈する。

パスカルの名言

人は宗教的確信に促されて行うときほど、完全に、また喜んで悪事を働くことはない。

パスカルの名言

戦いほど面白いものはない。だが、勝利はそれほどでもない。

パスカルの名言

何ゆえに人は多数に従うか。彼らがいっそう多くの道理を持っているからか。否、いっそう多くの力を持っているからである。

パスカルの名言

ささいなことが私たちの慰めになるのは、ささいなことが私たちの苦しみになるからである。

パスカルの名言

お前は主人から可愛がられ、おだてられたからといって、それだけで奴隷でなくなると思うのか?奴隷よ、お前は実におめでたい。お前の主人はお前をおだてているが、いまにお前を打つであろう。

パスカルの名言

この無限空間の永遠の静けさが、私をぞっとさせる。

パスカルの名言

もしもすべての人が、互いに何を語り合っているかを知ったならば、この世に友は4人といないであろう。

パスカルの名言

もし、友人が陰でしゃべっていることをお互いに知ったら、友情はほとんど保たれない。

パスカルの名言

実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。絵とはなんとむなしいものだろう。

パスカルの名言

我々は理性によってのみではなく、心によって真実を知る。

パスカルの名言

隠れた高潔な行いは、最も尊敬されるべき行為である。

パスカルの名言

親切な言葉に費用はかからない。しかし、多くのことを成し遂げる。

パスカルの名言

人間には二種類しかない。一つは自分を罪人だと思っている善人であり、他の一つは、自分を善人だと思っている罪人である。

パスカルの名言

無神論は精神の強さを示す。しかし、一定程度までである。

パスカルの名言

習慣は、それが習慣であるからこそ従われるべきで、それが合理的であるとか、正しいということから従われるべきではない。

パスカルの名言

クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていただろう。

パスカルの名言

美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか?否である。

パスカルの名言

パスカルの本・関連書籍を紹介

ここからは、パスカルのおすすめの本や関連書籍を紹介します。

パスカルの本おすすめ①:パンセ(上)(中)(下) 


パンセ (上) (岩波文庫)


パンセ (中) (岩波文庫)


パンセ (下) (岩波文庫)

『パンセ』は、17世紀フランスの哲学者・パスカルの遺稿を集めた断章集です。

人間存在の矛盾や弱さを鋭く見つめ、理性と信仰の限界を論じながら、キリスト教的救済の必然性を示そうとしています。

科学者であったパスカルの合理精神と宗教的情熱が交錯し、「人間とは考える葦である」といった名句に象徴される深い省察を残しました。

本書は、近代思想の原点の一つとして、哲学・神学のみならず人文学全般に大きな影響を与え続けています。

パスカルの本おすすめ②:パスカル 小品と手紙


パスカル 小品と手紙 (岩波文庫)

『パスカル 小品と手紙』は、フランスの哲学者・パスカルの短い随想や宗教的省察、友人や家族に宛てた手紙を収めた作品集です。

パスカルの鋭い知性と信仰心が結びつき、人間の弱さや救済への希求が端的に表現されています。

科学者としての理性的思考と敬虔なカトリック信仰の緊張関係が示され、後の『パンセ』へとつながる思想の萌芽が読み取れる重要な文献です。

本書は、パスカル思想の原点を知り、その精神的歩みを理解するための貴重な一冊です。

パスカルの本おすすめ③:パスカル (岩波新書)


パスカル (岩波新書 青版 145)

『パスカル (岩波新書)』は、パスカルの生涯と思想を概観する入門書です。

数学・物理学の天才でありながら、敬虔な信仰に生きたパスカルの内面を、科学者・哲学者・宗教者という三つの側面から描き出しています。

理性と信仰、懐疑と確信のはざまで苦悩しつつ「人間とは何か」を問い続けた姿を示し、後の『パンセ』への道筋を明らかにします。

本書は、パスカルの思想的全体像を理解するための格好の入門書です。

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