
この記事では、『デカルトの名言』を厳選して紹介しています。
デカルトの名言には『我思う、ゆえに我あり。』や『難問はそれを解くのに適切かつ必要なところまで分割せよ。』など、心に響く名言が多数あります。
17世紀の合理主義期を代表するフランスの哲学者で、解析幾何学の創始者でもある、デカルトの名言をご堪能ください。
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目次
デカルトはどんな人物?
名前:デカルト(René Descartes)
誕生:1596年
没年:1650年
国籍:フランス
職業:哲学者、思想家、数学者
名言:「我思う、ゆえに我あり」「難問はそれを解くのに適切かつ必要なところまで分割せよ」など
デカルトはフランスの哲学者で、17世紀の合理主義期を代表する思想家であり、解析幾何学の創始者です。
『明晰判明明』を真理の基準とし、あらゆる知識の絶対確実な基礎を求めて一切を方法的に疑った後、疑いえぬ確実な真理として『考える自己』を見出し、そこから神の存在を基礎づけ、外界の存在を証明しました。
『思惟する精神』と『延長ある物体』とを相互に独立な実体とする物心二元論の哲学体系を樹立しました。
デカルトの著作には『方法序説』『哲学原理』『情念論』などがあります。
デカルトの名言30選【心に響く名言|われ思う故に我あり・困難は分割せよ・哲学】
ここからは、デカルトの名言を厳選して紹介していきます。
我思う、ゆえに我あり。
デカルトの名言
難問はそれを解くのに適切かつ必要なところまで分割せよ。
デカルトの名言
世界ではなく、自分自身を征服せよ。
デカルトの名言
あらゆるものは自明である。
デカルトの名言
決断ができない人間は、欲望が大きすぎるか、悟性が足りないのだ。
デカルトの名言
不決断以外に深く後悔させるものはない。
デカルトの名言
疑いは知のはじまりである。
デカルトの名言
ひとたびでもわれわれを欺いたものを完全には信じないことは思慮深さのしるしである。
デカルトの名言
我々は、すべてのものが我々のためにつくられたのだと思ってはならない。
デカルトの名言
自然は人間を嫌う。
デカルトの名言
理性によってのみわれわれは人間となる。
デカルトの名言
怒りによって赤くなる人々は、怒りによって青くなる人々よりも怖ろしくない。
デカルトの名言
良識はこの世でもっとも公平に配分されているものである。
デカルトの名言
完全数は完全な人間と同様、極めてまれだ。
デカルトの名言
自分自身の思考を除いて、我々の中で絶対的な力など存在しない。
デカルトの名言
経験というものは、人が知識において進めば進むほど、その必要性を感じさせるものである。
デカルトの名言
最も優れた人間は、最高の美徳だけではなく最大の悪徳も持つ。
デカルトの名言
架空の喜びはしばしば本物の悲しみよりも価値がある。
デカルトの名言
精神を向上させるためには、学ぶことよりもより多く熟考していくべきである。
デカルトの名言
良き書物を読むことは、過去の最も優れた人達と会話をかわすようなものである。
デカルトの名言
だれかが僕の感情を害するとき、悪意が届かないように自分の魂を高く上げるんだ。
デカルトの名言
人間の誤りの主な原因は、幼少期に身に付いた偏見である。
デカルトの名言
楽観主義者は何もないところに明かりを見るが、なぜ悲観主義者はいつだってその明かりを吹き消そうとするのだろうか?
デカルトの名言
実際に人々が何を考えているのかを理解するには、彼らの言葉ではなく、行動に注意を払えばよい。
デカルトの名言
欠陥はいつも、それを取り除くために必要な変化よりはずっと耐えやすいものとなっている。
デカルトの名言
秀でたる知性を有するだけでは十分ではない。大切なのは、それをうまく活用することである。
デカルトの名言
真理を探究するのであれば、人生において一度は、あらゆる物事をできる限り深く疑ってみる必要がある。
デカルトの名言
精神を思う存分働かせたいと願うなら、体の健康に留意することだ。
デカルトの名言
どこかの森に迷い込んだ旅人たちは、あちらへ向かったり、こちらへ向かったりして迷い歩くべきではなく、いわんやまた一つの場所にとどまっているべきでもなく、つねに同じ方向に、できる限りまっすぐに歩むべきである。その方向を彼らに選ばせたものが初めは単なる偶然にすぎなかったかもしれぬにしても、少々の理由ではその方向を変えるべきではない。というのは、旅人たちは彼らの望むちょうどその場所に行けなくても、少なくとも最後にはどこかにたどりつき、それはおそらく森の真ん中よりはよい場所であろうからである。
デカルトの名言
哲学はあらゆることについて、まことしやかな話をし、学の浅い人々の称賛を博する手段を与える。
デカルトの名言
デカルトの本・関連書籍を紹介
ここからは、デカルトのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
デカルトの本おすすめ①:方法序説

方法序説 (岩波文庫 青 613-1)
『方法序説』は、デカルトが真理に到達するための思考の方法を、自身の体験を交えて示した近代哲学の出発点となる書です。
懐疑を徹底し、「我思う、ゆえに我あり」という確実な原理から、理性に基づく認識の道筋を明らかにします。
学問と人生の指針を理性に求める姿勢を示した本書は、近代的思考の基礎を理解するための重要な著作です。
デカルトの本おすすめ②:哲学原理

デカルト入門講義 (ちくま学芸文庫)
『デカルト入門講義』は、近代哲学の創始者デカルトの思想を、講義形式で体系的に解説した入門書です。
方法的懐疑や「我思う、ゆえに我あり」の意味、心身二元論、自然観の転換などを、背景となる時代状況と結びつけて丁寧に説明します。
難解とされがちなデカルト哲学を思考の流れとして理解できる構成となっており、本書は近代哲学への確かな導き手となる一冊です。
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