
この記事では、『エーリッヒ・フロムの名言』を厳選して紹介しています。
エーリッヒ・フロムの名言には「自分の役に立たないものを愛する時にはじめて、愛は開花する。」や「人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。」など、心に響く名言が多数あります。
ドイツの精神分析学者・社会学者で、フロイトの精神分析とマルクス主義とを結びつけて社会的性格論を展開した、エーリッヒ・フロムの名言をご堪能ください。
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目次
エーリッヒ・フロムはどんな人物?
名前:エーリッヒ・フロム(Erich Fromm)
誕生:1900年
没年:1980年
国籍:ドイツ
職業:精神分析学者・社会学者
名言:「自分の役に立たないものを愛する時にはじめて、愛は開花する。」「人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。」など
エーリッヒ・フロムはドイツの精神分析学者・社会学者で、フロイトの精神分析とマルクス主義とを結びつけて社会的性格論を展開しました。
ヒューマニズムと自己実現論が基調となっています。
エーリッヒ・フロムの著作には「自由からの逃走」「愛するということ」「生きるということ」「悪について」などがあります。
エーリッヒ・フロムの名言39選【心に響く名言|愛・自由・人生】
ここからは、エーリッヒ・フロムの名言を厳選して紹介していきます。
自分の役に立たないものを愛する時にはじめて、愛は開花する。
エーリッヒ・フロムの名言
一人でいられる能力こそ、愛する能力の前提条件なのだ。
エーリッヒ・フロムの名言
愛は、愛する人の成長と幸福を積極的に求めることである。
エーリッヒ・フロムの名言
愛は技術だろうか。技術だとしたら、知識と努力が必要だ。
エーリッヒ・フロムの名言
愛は「自由の子」なのであり、決して「支配の子」ではない。
エーリッヒ・フロムの名言
人は愛する者のために働く生き物なのです。
エーリッヒ・フロムの名言
愛は、人間の実存という問題への、唯一の健全で満足のいく答えである。
エーリッヒ・フロムの名言
利己的な人間は他人を愛する能力がなく、また自分自身を愛することもできない。
エーリッヒ・フロムの名言
神学の論理的帰結が神秘主義であるように、心理学の究極の帰結は愛である。
エーリッヒ・フロムの名言
母の愛は安らぎである。それは獲得する必要がなく、受け取る資格も問われない。
エーリッヒ・フロムの名言
未熟な愛は言う、「愛してるよ、君が必要だから」と。成熟した愛は言う、「君が必要だよ、愛してるから」と。
エーリッヒ・フロムの名言
愛においては、二人が一人になり、しかも二人でありつづけるというパラドックスが起きる。
エーリッヒ・フロムの名言
愛は、人間のなかにある能動的な力である。人をほかの人々から隔てている壁をぶち破る力であり、人と人を結びつける力である。
エーリッヒ・フロムの名言
誰かを愛するというのはたんなる激しい感情ではない。それは決意であり、決断であり、約束である。もし愛が単なる感情にすぎないとしたら、「あなたを永遠に愛します」という約束はなんの根拠もないことになる。
エーリッヒ・フロムの名言
愛とは愛を生む力であり、愛せないということは愛を生むことができないということである。
エーリッヒ・フロムの名言
愛するということは、なんの保証もないのに行動を起こすことであり、こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。愛とは信念の行為であり、わずかな信念しかもっていない人は、わずかしか愛することができない。
エーリッヒ・フロムの名言
一人の人をほんとうに愛するとは、すべての人を愛することであり、世界を愛し、生命を愛することである。
エーリッヒ・フロムの名言
失敗する自由がなければ、本当の自由があるとはいえない。
エーリッヒ・フロムの名言
人生にはただ一つの意味しかない。それは生きるという行為そのものである。
エーリッヒ・フロムの名言
権力欲は強さでなく弱さに根ざしている。
エーリッヒ・フロムの名言
たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。
エーリッヒ・フロムの名言
現代では、集中力を身につけることは規律よりもはるかにむずかしい。
エーリッヒ・フロムの名言
人間が自分で意味を与えないかぎり、人生には意味がない。
エーリッヒ・フロムの名言
人間が完全に自然から離れることはない。あくまで人間は自然の一部だ。
エーリッヒ・フロムの名言
創造力を得るには、確かなことを手放す勇気が必要である。
エーリッヒ・フロムの名言
真に裕福な人とは、自分が持っている以上のものを望まない人たちだ。
エーリッヒ・フロムの名言
自分自身を信じている者だけが、他人にたいして誠実になれる。
エーリッヒ・フロムの名言
自分に与えなければならない課題とは、安心感を抱くことではなく、不安定な状況にも耐えられるようになることである。
エーリッヒ・フロムの名言
過去の危険は人間が奴隷になることだった。未来の危険は人間がロボットになるかもしれないことだ。
エーリッヒ・フロムの名言
何かをもらうために与えるのではありません。与える事自体がこの世で一番の喜びなのです。
エーリッヒ・フロムの名言
二人の人間は、自分の交換価値の限界を考慮したうえで、市場で手に入る最良の商品を見つけたと思ったときに、恋に落ちる。
エーリッヒ・フロムの名言
他人を「信じる」ことのもうひとつの意味は、他人の可能性を「信じる」ことである。
エーリッヒ・フロムの名言
もし、私の持っているものが私を意味するなら、また、私が持っているものを失ってしまったら、私は誰なんだろう?
エーリッヒ・フロムの名言
勇気とは、あえて危険をおかす能力であり、苦痛や失望をも受け入れる覚悟である。
エーリッヒ・フロムの名言
教師は生徒に教えられ、俳優は観客から刺激され、精神分析医は患者によって癒される。
エーリッヒ・フロムの名言
たいていの母親は「乳」を与えることはできるが、「蜜」も与えることのできる母親はごく少数しかいない。蜜を与えるためには、母親はたんなる「良い母親」であるだけではだめで、幸福な人間でなければならない。
エーリッヒ・フロムの名言
人生において人がなすべき主な仕事とは、自分自身を誕生させることである。可能性としての自分を実現することである。人の努力のもっとも重要な成果とは、その人自身のパーソナリティである。
エーリッヒ・フロムの名言
集中力を身につけるためには、くだらない会話をできるだけ避けることが大事だ…。くだらない会話を避けることに劣らず重要なのが、悪い仲間を避けるということである。
エーリッヒ・フロムの名言
現代人は、ものごとを急いでしないと、何か、つまり、時間を損したような気持ちになる。しかし、時間つぶし以外には、浮かせた時間をどう使っていいのかは分からないのである。
エーリッヒ・フロムの名言
エーリッヒ・フロムの本・関連書籍を紹介
ここからは、エーリッヒ・フロムのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
エーリッヒ・フロムの本おすすめ①:愛するということ

愛するということ
『愛するということ』は、エーリッヒ・フロムが愛を感情ではなく「技術」として捉え、その本質を哲学的・心理学的に解き明かした書です。
愛は成熟した人格と主体的な努力によって育まれるものであり、自己愛、兄弟愛、恋愛、神への愛など多様な形を分析します。
本書は、孤独と不安に満ちた現代社会において、人間が真に生きるための愛の条件を示す一冊です。
エーリッヒ・フロムの本おすすめ②:自由からの逃走

自由からの逃走 新版
『自由からの逃走』は、エーリッヒ・フロムが近代人が獲得した「自由」が、なぜ不安や孤独を生み、権威主義や全体主義へと人々を向かわせるのかを分析した社会心理学の古典です。
宗教改革以降の歴史を背景に、自由から逃れる心の仕組みを解明し、主体的に生きるための「積極的自由」の可能性を示します。
現代社会を理解するための重要な一冊です。
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