
この記事では、『ヴォルテールの名言』を厳選して紹介しています。
ヴォルテールの名言には「結婚とは、臆病者のまえに用意されたたった一つの冒険である。」や「世間を知り、世間に寛大であれ。世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。」など、心に響く名言が多数あります。
フランスの作家・思想家で、理想と自由を掲げた啓蒙主義の代表者として有名な、ヴォルテールの名言をご堪能ください。
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目次
ヴォルテールはどんな人物?
名前:ヴォルテール(Voltaire)
本名:François Marie Arouet
誕生:1694年
没年:1778年
国籍:フランス
職業:作家・思想家
名言:「結婚とは、臆病者のまえに用意されたたった一つの冒険である。」「世間を知り、世間に寛大であれ。世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。」など
ヴォルテールはフランスの作家・思想家で、啓蒙主義の代表者です。
理性と自由を掲げて封建制と専制政治および信教に対する不寛容と闘い、たびたび投獄されました。
ヴォルテールの著書には「哲学辞典」「ルイ十四世の世紀」「カンディード」などがあります。
ヴォルテールの名言56選【心に響く名言|臆病者・人間は・思想】
ここからは、ヴォルテールの名言を厳選して紹介していきます。
結婚とは、臆病者のまえに用意されたたった一つの冒険である。
ヴォルテールの名言
寛容の精神は我々すべてを兄弟にする。しかし不寛容の精神は人間を野獣にする。
ヴォルテールの名言
世間を知り、世間に寛大であれ。世間を楽しむためには、世間をかすめて生きるべきだ。
ヴォルテールの名言
寛容とは何か。それは人間愛の所有である。我々はすべて弱さと過ちから作られているのだ。我々の愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である。
ヴォルテールの名言
私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。
ヴォルテールの名言
人間は言うことが無くなると、必ず悪口を言う。
ヴォルテールの名言
独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。
ヴォルテールの名言
真の欲求なくして真の満足はない。
ヴォルテールの名言
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。
ヴォルテールの名言
思考はヒゲのようなものである。成長するまでは生えない。
ヴォルテールの名言
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
ヴォルテールの名言
汝の幸せは、他人の幸せによってつくれ。
ヴォルテールの名言
何はともあれ、我々は我々の畑を耕さなければなりません。
ヴォルテールの名言
常識はそれほど一般的ではない。
ヴォルテールの名言
うまいしゃれは、しゃれるつもりがない時に生まれる。同様に、我々が心を動かされるのは、その人にこちらの心を動かそうというつもりが、まったくない時である。
ヴォルテールの名言
労働はわれわれを三つの大きな悪から逃れしめる。つまり、退屈、悪徳、欲求から。
ヴォルテールの名言
有益な書物とは、読者に補足を要求せずにはおかぬような書物のことである。
ヴォルテールの名言
運命は我々を導き、かつまた我々を翻弄する。
ヴォルテールの名言
自由であろうと望んだ瞬間に、人は自由となる。
ヴォルテールの名言
現在から、未来は生まれ落ちる。
ヴォルテールの名言
人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。しかし、一旦カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、各自が一人で決めることだ。
ヴォルテールの名言
真実を愛せ。ただし過ちは許せ。
ヴォルテールの名言
私がいるところ、それが地上の楽園だ。
ヴォルテールの名言
人を退屈させる秘訣は、すべてを語ることである。
ヴォルテールの名言
自然は常に教育よりも一層大きな力を持っていた。
ヴォルテールの名言
あまりに早くにあげた名は、何と重荷になることか。
ヴォルテールの名言
船が入港するまで待つな。船に向かって泳げ。
ヴォルテールの名言
立派にやり遂げたことに対する最大の報酬は、それをやり遂げたことそのものにある。
ヴォルテールの名言
あらゆる人は同等である。それを異なるものにするのは生まれではなくて、徳にある。
ヴォルテールの名言
自尊心とは、空気でふくらませた風船である。ちょっと突いただけで炸裂して風になってしまう。
ヴォルテールの名言
教育は、さまざまな能力を伸ばしはするが、創り出しはしない。
ヴォルテールの名言
ひとたび金の問題になると、誰もかれも同じ宗派になる。
ヴォルテールの名言
偏見は、判断を持たない意見である。
ヴォルテールの名言
人を判断するには、どのように答えるかより、どのような問いをするかによるべきである。
ヴォルテールの名言
歴史は、自由な国においてのみ真実に書かれうる。
ヴォルテールの名言
歴史とは、犯罪と災難の記録にすぎない。
ヴォルテールの名言
大衆はモノを書かない批評家である。
ヴォルテールの名言
恋は自然によって与えられ、想像によって刺繍されたカンバスである。
ヴォルテールの名言
悪い政府の元で、正しくあることは危険だ。
ヴォルテールの名言
友情は魂の結びつきである。
ヴォルテールの名言
食事もほどほどにしておかないと、コックも毒を盛る人になってしまう。
ヴォルテールの名言
神は現世におけるいろいろな心配事の償いとして、われわれに希望と睡眠を与えた。
ヴォルテールの名言
もし神が存在しないなら、神をつくり出さなくてはならない。
ヴォルテールの名言
涙は、もの言わぬ悲しみの言葉である。
ヴォルテールの名言
迫害されるのは英雄の運命である。
ヴォルテールの名言
男がありとあらゆる理屈を並べても、女の一滴の涙にはかなわない。
ヴォルテールの名言
休息はよいことであるが、倦怠はその兄弟である。
ヴォルテールの名言
医術は患者を慰めることにあり、自然は病気を治す。
ヴォルテールの名言
ヴェネツィアの統領には彼の悲しみがあり、ゴンドラ乗りには彼らの悲しみがある。
ヴォルテールの名言
虻が刺したくらいでは、威勢よく走っている馬をとめることはできない。
ヴォルテールの名言
無実の人間を有罪にするより、罪ある人間を救う危険をおかすほうがよい。
ヴォルテールの名言
疑い深い人は、自ら招いて、裏切られることになる。
ヴォルテールの名言
数の威力は、それが理解できなければできないだけ、いっそう恐れられる。
ヴォルテールの名言
もし神がイメージどおりに我々をお創りになったのなら、きっと神にそのお返しをしているのであろう。
ヴォルテールの名言
絶望した側が戦いに勝つことがよくある。
ヴォルテールの名言
長いこと論争している場合は、たいてい彼らは何を論じ合っているのか彼ら自身分からなくなっている証拠である。
ヴォルテールの名言
ヴォルテールの本・関連書籍を紹介
ここからは、ヴォルテールのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
ヴォルテールの本おすすめ①:哲学書簡

哲学書簡 (岩波文庫 赤 518-2)
『哲学書簡』は、啓蒙思想家ヴォルテールがイギリス滞在中に見聞した社会・思想・宗教・政治について綴った書簡体の評論です。
ロックの経験論やニュートンの科学精神、信教の自由を尊ぶ英国社会を称賛し、専制と教会権威に支配されたフランスへの批判を暗示しています。
理性と寛容を重んじる啓蒙主義の精神を明快に表現し、フランス思想界に大きな衝撃を与えた作品です。
ヴォルテールの本おすすめ②:カンディード

カンディード (岩波文庫 赤 518-1)
『カンディード』は、楽天的な青年カンディードが世界各地を放浪する中で、戦争・貧困・宗教迫害・自然災害などの悲惨な現実を目の当たりにしながら、哲学的楽観主義を批判的に見つめ直す物語です。
ライプニッツの「この世は最善の世界」という思想を風刺し、人間の理性と行動による現実的な幸福追求を説きます。
軽妙な筆致で社会と宗教の偽善を暴くこの作品は、啓蒙思想の核心を体現した風刺文学の傑作です。
ヴォルテールの本おすすめ③:ルイ十四世の世紀(1)(2)(3)(4)

ルイ十四世の世紀 (1) (岩波文庫 赤 518-3)

ルイ十四世の世紀 2 (岩波文庫 赤 518-4)

ルイ十四世の世紀 (3) (岩波文庫 赤 518-5)

ルイ十四世の世紀 (4) (岩波文庫 赤 518-6)
『ルイ十四世の世紀』は、ルイ十四世の治世を中心に17世紀ヨーロッパ文化の黄金期を描いた歴史書です。
ヴォルテールは、戦争や政治だけでなく、文学・芸術・科学の発展を重視し、「文明の進歩」という観点から時代を評価しました。
王権を絶対化することなく、理性と文化の力による社会の成熟を描き出すことで、歴史叙述に新たな視点をもたらしました。
本書は啓蒙思想史の画期的な試みとして位置づけられます。
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