トルストイの名言78選【心に響く名言|人の不幸の上に・幸せになりたいなら・死】

トルストイ 名言

この記事では、『トルストイの名言』を厳選して紹介しています。

トルストイの名言には「幸せになりたいのなら、なりなさい」「死ぬとき人間はひとりである」など、心に響く名言が多数あります。

ロシアの小説家・思想家で、「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「イワンのばか」など多くの著作を残した、トルストイの名言をご堪能ください。

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トルストイはどんな人物?

名前:トルストイ(Lev N. Tolstoi)
誕生:1828年
没年:1910年
国籍:ロシア
職業:小説家・思想家
名言:「幸せになりたいのなら、なりなさい」「死ぬとき人間はひとりである」など

トルストイはロシアの小説家・思想家で、領地の農民の教育事業に取り組むかたわら作家活動をしていました。

独自のキリスト教的立場(トルストイ主義)を提唱し、私有財産や性欲を否定し、悪への無抵抗や反戦を説きました。

社会・教会・芸術批判を展開し、道徳的権威として世界的に大きな影響を持ちました。

トルストイの著作には、長編「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」「復活」、戯曲「闇の力」、創作民話「イワンのばか」、論文「懺悔」などがあります。

トルストイの名言78選【心に響く名言|人の不幸の上に・幸せになりたいなら・死】

ここからは、トルストイの名言を厳選して紹介していきます。

幸せになりたいのなら、なりなさい。

トルストイの名言

他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。

トルストイの名言

幸福は、己れ自ら作るものであって、それ以外の幸福はない。

トルストイの名言

確実に幸福な人となるただ一つの道は人を愛することだ。

トルストイの名言

幸福になりたいと思い、幸福になろうと努力を重ねること、これが幸福への一番の近道である。

トルストイの名言

人間にとって最高の幸福は、一年の終わりにおける自己を、その一年の始めにおける自己よりも、遥かに良くなったと感ずることである。

トルストイの名言

悪に対して悪をもって報いることは、幸福を失うことである。悪に対して愛をもって報いることは、幸福を得ることである。

トルストイの名言

わたしたちは踏みなれた生活の軌道から放りだされると、もうだめだ、と思います。が、実際はそこに、ようやく新しいものが始まるのです。生命のある間は幸福があります。

トルストイの名言

人々が夢中になって騒ぐもの、それを手に入れるために躍起になって奔走するもの、そうしたものは彼らになんの幸福ももたらさない。

トルストイの名言

人間が幸福であるために避けることのできない条件は勤労である。

トルストイの名言

幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸である。

トルストイの名言

死ぬとき人間はひとりである。

トルストイの名言

死への準備をするということは、良い人生を送るということである。良い人生ほど、死への恐怖は少なく、安らかな死を迎える。崇高なる行いをやり抜いた人には、もはや死は無いのである。

トルストイの名言

人生の意義を探し求めようとしない者がいるならば、その人間は生きながら死んでいるのだ。

トルストイの名言

人生の唯一の意義は、人のために生きることである。

トルストイの名言

逆境が人格を作る。

トルストイの名言

孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。

トルストイの名言

小さな変化が起こるとき、本当の人生が送られます。

トルストイの名言

悔恨がないのは、前進がないからである。

トルストイの名言

もし苦しみがなかったら、人間は自分の限界を知らなかったろうし、自分というものを知らなかったろう。

トルストイの名言

何の試練も受けていない者は、試練を受けている人に、何も教えることはできません。

トルストイの名言

誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない。

トルストイの名言

一旦やろうと思い立ったことは気乗りがしないとか気晴らしがしたいなどという口実で延期するな。直ちに、たとい見せかけなりとも、とりかかるべし。いい知恵は浮かぶものなり。

トルストイの名言

餓死する者はめったにいない。うまいものを食べすぎ、そして働かないために病死する人のほうがはるかに多い。

トルストイの名言

戦いに勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ。

トルストイの名言

きわめてつまらない小さなことが性格の形成を助ける。

トルストイの名言

人間は、すべての可能性を自分の内に備えている。

トルストイの名言

流れ進むのはわれわれであって、時ではない。

トルストイの名言

過去も未来も存在せず、あるのは現在と言う瞬間だけだ。

トルストイの名言

時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る。

トルストイの名言

あらゆる戦士の中で最も強いのがこれらの2つである– 時間と忍耐力。

トルストイの名言

戦いにおいて最も重要なことは、最後の勝負に勝つことである。

トルストイの名言

敵はいるであろう。しかし、彼らのために苦しまないようにしなければならない。敵がいることが「苦痛でない」だけでなく、むしろ「喜びである」ように行動しなければならない。

トルストイの名言

もし悪い人間が、お互いに結合して力をつくるなら、潔白な人間も、同じことをすべきである。

トルストイの名言

思いやりはあらゆる矛盾を解決して、人生を美しくし、ややこしいものを明瞭に、困難なことを容易にする。

トルストイの名言

不運は投網のようなもの。引く時は重いが揚げると何もない。そういうものだ。

トルストイの名言

真実だけでできていたなら、歴史はすばらしいものだったろうに。

トルストイの名言

他人の罪は目の前にあるが、自分の罪は背後にある。

トルストイの名言

汝の心に教えよ、心に学ぶな。

トルストイの名言

子どもには、すべての最も大きな可能性がある。

トルストイの名言

別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。

トルストイの名言

学問のある人とは、本を読んで多くのことを知っている人である。教養のある人とは、その時代に最も広がっている知識やマナーをすっかり心得ている人である。そして有徳の人とは、自分の人生の意義を理解している人である。

トルストイの名言

慈善は、それが犠牲である場合のみ慈善である。

トルストイの名言

強い人々は、いつも気取らない。

トルストイの名言

自ら精神的に成長し、人々の成長にも協力せよ。それが人生を生きることである。

トルストイの名言

額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳に沸き得ない。

トルストイの名言

神は人間に額に汗して働けと命じている。銀行に金を積んで、何もしないで食べていこうとするのは人間の掟に反することだ。

トルストイの名言

この世における使命をまっとうせんがために、我々の仕事を明日に繰り延べることなく、あらゆる瞬間において、自己の全力を傾注して生きなければならない。

トルストイの名言

もし善が原因をもっていたとしたら、それはもう善ではない。もしそれが結果を持てば、やはり善とは言えない。だから、善は因果の連鎖の枠外にあるのだ。

トルストイの名言

よい人間とは、自分の罪をいつまでも忘れないで、自分の善行はすぐに忘れる者のことである。わるい人間とは、その反対に、自分の善行をいつまでも忘れないで、自分の罪はすぐに忘れる者のことである。自分を許すな。そうすれば、容易に他人を許すことができよう。

トルストイの名言

すべての暴力は、戦うことなく相手を屈服させることは出来ようが、相手を従順にさせることは出来ない。

トルストイの名言

人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価、分子は他人による評価である。分母が大きくなるほど、結局、真価は小さくなる。

トルストイの名言

我々が知りうる唯一のことは、我々は何も知らないということである。そしてこれが人間の知恵が飛翔しうる最高の高みなのだ。

トルストイの名言

金のないのは悲しいことだ。だが、あり余っているのはその二倍も悲しいことだ。

トルストイの名言

謙虚な人は誰からも好かれる。それなのにどうして謙虚な人になろうとしないのだろうか。

トルストイの名言

音楽ってやつは、それを作った人間のひたっていた心境に、じかにすぐ運んでくれるんですよ。

トルストイの名言

芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。

トルストイの名言

子羊を食らう前に泣く狼と、泣かない狼では、どちらがより酷いだろうか。

トルストイの名言

愛には三種類ある。美しい愛、献身的な愛、活動的な愛。

トルストイの名言

愛とは、大勢の中からたった一人の男なり女なりを選んで、ほかの者を決して顧みないことです。

トルストイの名言

自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。また、その人を自分より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。そうした時、人と生きるのがたやすくなる。

トルストイの名言

人間が死んだり、金銭を失ったり、家がないとか、財産がないとかいうことが、哀れなのではない。なぜなら、これらすべてのものは、人間にもともと備わっているものではないからだ。人間は、自分の本来の財産、最高の財産、すなわち「愛するという才能」を失った時が、哀れなのである。

トルストイの名言

一番難しく、しかも最も大切なことは、人生を愛することです。苦しい時でさえも愛することです。人生はすべてだからです。

トルストイの名言

一生涯ひとりの異性を愛することは、一本の蝋燭が生涯燃えることと同じである。

トルストイの名言

嫉妬とは、愛の保証への要求である。

トルストイの名言

自分を憎む者を愛してやることはできるが、自分が憎む者を愛してやることはできない。

トルストイの名言

深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができるのだ。

トルストイの名言

愛は人生に没我を教える。それ故に愛は人間を苦しみから救う。

トルストイの名言

愛は生命だ。私が理解するものすべてを、私はそれを愛するがゆえに理解する。

トルストイの名言

多くの女性を愛した人間よりも、たった一人の女性だけを愛した人間のほうが、はるかに深く女というものを知っている。

トルストイの名言

人と一緒に暮らしている時は、あなたが孤独な生活で知ったことを忘れてはならない。また一人きりになった時には、人間との交流によって知ったことをよく検討してみることである。

トルストイの名言

十人十色というからには、心の数だけ恋の種類があってもいいんじゃないかしら。

トルストイの名言

美女が女神だと思うなんて、なんという奇妙な勘違いだろう。

トルストイの名言

女というものはいくら研究を続けても、常に完全に新しい存在である。

トルストイの名言

女 –それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女に恋しながら何かをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである。

トルストイの名言

正しい結婚生活を送るのはよい。しかし、それよりもさらによいのは、ぜんぜん結婚をしないことだ。そういうことのできる人はまれにしかいないが、そういうことのできる人は実に幸せだ。

トルストイの名言

急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。

トルストイの名言

怒りは他人にとって有害であるが、憤怒にかられている当人にとってはもっと有害である。

トルストイの名言

トルストイの本・関連書籍を紹介

ここからは、トルストイのおすすめの本や関連書籍を紹介します。

トルストイの本おすすめ①:人はなんで生きるか 他四篇(民話集)


人はなんで生きるか 他四篇(民話集) (岩波文庫 赤 619-1)

『人はなんで生きるか 他四篇』は、トルストイによる民話集で、人間の生き方や道徳的なテーマが描かれた5つの物語が収められています。

表題作「人はなんで生きるか」では、貧しい靴職人と天使の物語を通じて、愛と他者への奉仕が人間の本質であることが示されています。

その他の物語も、シンプルながら深い教訓を含んでおり、トルストイの宗教観や人間理解が反映されています。

本書は、トルストイの道徳的思想をわかりやすく伝える寓話的な作品集です。

トルストイの本おすすめ②:イワンのばか 他八篇(民話集)


イワンのばか 他八篇(民話集) (岩波文庫 赤 619-2)

『イワンのばか 他八篇』は、トルストイによる民話集で、9つの物語を収めています。

表題作「イワンのばか」では、知恵や計算ではなく、純粋で素朴な心を持つイワンが、他者を助けながら成功を収める姿が描かれ、無欲と善行の重要性を説いています。

その他の物語も、道徳的な教訓や人間の本質をテーマにしており、トルストイの宗教観や倫理観が色濃く反映されています。

本書は、トルストイの人間愛や社会批判を寓話の形で伝える作品集です。

トルストイの本おすすめ③:アンナ・カレーニナ(上)(中)(下)


アンナ・カレーニナ(上) (新潮文庫)


アンナ・カレーニナ(中) (新潮文庫)


アンナ・カレーニナ(下) (新潮文庫)

『アンナ・カレーニナ』は、トルストイによる長編小説で、貴族社会の中で揺れる人間関係と愛の葛藤を描いています。

アンナは夫カレーニンとの結婚生活に満たされず、青年将校ヴロンスキーと恋に落ちるが、その禁断の恋は社会的な圧力や自責の念に苦しむ結果となります。

一方で、農場経営者リョーヴィンの物語を通して、トルストイは人間の生き方や道徳、信仰についても探求しています。

愛と責任、社会と個人の対立を描いた、トルストイの代表作です。

トルストイの本おすすめ④:戦争と平和 (一)(二)(三)(四)


戦争と平和(一) (新潮文庫)


戦争と平和(二) (新潮文庫)


戦争と平和(三) (新潮文庫)


戦争と平和(四) (新潮文庫)

『戦争と平和』は、トルストイによる壮大な歴史小説で、ナポレオン戦争下のロシアを舞台に、貴族や平民たちの人生を描いています。

主要な登場人物として、ピエール、アンドレイ、ナターシャがそれぞれの道を歩み、戦争と平和の中で愛、苦悩、自己探求に向き合います。

トルストイは、個々の人生の物語を通じて、歴史の中での人間の無力さや自由意志、戦争の無意味さを探求します。

哲学的、歴史的要素が絡み合うこの作品は、人間存在の意味を深く問いかける、トルストイの傑作です。

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