
この記事では、『ダンテの名言』を厳選して紹介しています。
ダンテの名言には「お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ」や「天国への道は地獄から始まる」など、心に響く名言が多数あります。
イタリアの詩人で、中世の終焉から近世の黎明期にかけて活躍し、主著「神曲」をはじめ多くの作品を世に残した、ダンテの名言をご堪能ください。
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目次
ダンテはどんな人物?
名前:ダンテ(Dante Alighieri)
誕生:1265年
没年:1321年
国籍:イタリア
職業:詩人
名言:「お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ」「天国への道は地獄から始まる」
ダンテはイタリア(フィレンツェ)の詩人で、中世の終焉から近世の黎明期にかけて活躍しました。
1300年には市共和国の統領の一人となりましたが、翌年に追放されて、半生を放浪しながら文学に精進しました。
ダンテの作品は主著「神曲」のほかに、清新体による「新生」「饗宴」「帝政論」「水陸論」「俗語論」などがあります。
ダンテの恋人は永遠の女性ベアトリーチェ(祝福された女の意味)とされ、作品の中で知性や信仰を象徴する存在です。
ダンテの名言29選【心に響く名言・ 神曲・お前の道を進め・自分の星に従え】
ここからは、ダンテの名言を厳選して紹介していきます。
お前の道を進め、人には勝手なことを言わせておけ。
ダンテの名言
自分の星に従え。
ダンテの名言
光を与えれば、人は自ずと道を見つける。
ダンテの名言
わたしの針路は未知の海へ向けられている。
ダンテの名言
恐れることはない。宿命は取り上げられることはない。それは贈り物なのだ。
ダンテの名言
現代世界が方向を見失っているならば、その原因はあなたの中にある。あなたの中にこそ、その原因は求められるのだ。
ダンテの名言
意志は意に反して消えることはない。
ダンテの名言
物事を成し遂げる秘訣は、行動することだ。
ダンテの名言
天は永遠なる栄光を示しながらあなたの頭上を回っている。それでもあなたは下を向いているのだ。
ダンテの名言
天国への道は地獄からはじまる。
ダンテの名言
地獄の最も暗い場所は、道徳的危機に臨んで中立を保っていた人のために用意されている。
ダンテの名言
悪魔は絵に描かれているほど黒くない。
ダンテの名言
この山を登らんとする者、麓にては大いなる苦しみにあわん。されど登るにつれそは減ずべし。そのゆえに、辛苦も愉しみになりつるとき、登ることいとやさしくみえて、速き流れを小舟にて下るがごとし。
ダンテの名言
美は魂を覚醒させ行動を起こさせる。
ダンテの名言
自分の起源をよく考えるのだ。あなたはけだもののように生きるために創られたのではない。美徳と知識に従うためだ。
ダンテの名言
賢い人間は時間を無駄にすることに最も腹が立つ。
ダンテの名言
自負、嫉妬、貧欲。これらは人の心に火を放つ火花である。
ダンテの名言
わずかな火花から炎が上がることもある。
ダンテの名言
熱さと火は切り離すことができない。美しさと神も。
ダンテの名言
この門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ。
ダンテの名言
他人のパンの味がいかに塩辛く、他人の家の階段の上がり下がりがいかにつらいことか、あなたにも分かるであろう。
ダンテの名言
不幸な時に幸福だった日々を思い出すことほど悲しいものはない。
ダンテの名言
非難も賞賛もない生活を送った人々の悲しげな魂。
ダンテの名言
わたしは知ることはもちろん、疑うことも愛する。
ダンテの名言
女の愛というものは、見たり、触ったりすることによって燃やし続けていなければ、どれほども続かないのである。
ダンテの名言
困っていると知りながら助けを求められるのを待っている人間は、助けを断るのと同じくらい冷酷である。
ダンテの名言
小さなプロジェクトは、大規模なプロジェクトよりもさらに多くの助けが必要である。
ダンテの名言
弟子が師を手本とするように、芸術は可能な限り自然にならう。
ダンテの名言
自然は神の芸術だ。
ダンテの名言
ダンテの本・関連書籍を紹介
ここからは、ダンテのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
ダンテの本おすすめ①:神曲 地獄篇 煉獄篇 天国篇

神曲 地獄篇 (河出文庫)

神曲 煉獄篇 (河出文庫)

神曲 天国篇 (河出文庫 タ 2-3)
『神曲 地獄篇 煉獄篇 天国篇』は、ダンテが人間の魂の救済を描いた叙事詩で、三部構成から成ります。
地獄篇では罪人が永遠の罰を受ける姿を通じ罪の本質を示し、煉獄篇では魂が悔悛と浄化を経て救済へ向かう過程が描かれます。
天国篇では神の愛と宇宙の調和の中で至福の境地が表現され、魂の究極的完成が示されます。
本書は中世キリスト教世界観を象徴的に体現し、人間の罪・救済・真理探究を壮大に描いた普遍的叙事詩です。
ダンテの本おすすめ②:新生

新生 (岩波文庫 赤701-4)
『新生』は、ダンテの初期作品であり、ダンテが生涯にわたり敬愛した女性ベアトリーチェとの出会いと死、その後の精神的変容を描いた抒情的散文詩です。
詩と散文を交互に配する形式で、愛の高貴さと浄化の力が表現され、個人的体験が普遍的な宗教的象徴へと昇華されています。
ベアトリーチェの死を経て、ダンテは愛を神との結びつきに導く精神的力として捉えるに至ります。
この本は中世恋愛思想と宗教観を融合した名著です。
ダンテの本おすすめ③:帝政論

帝政論 (中公文庫)
『帝政論』は、ダンテが中世イタリアの政治的混乱を背景に、普遍的な平和と秩序を実現するための理想的な統治体制を論じた政治哲学書です。
ダンテは教皇権と皇帝権を峻別し、皇帝による世俗的権威の独立を主張しました。
神の摂理の下で皇帝が普遍的帝国を統治することで、人類は正義と調和を実現できると説きます。
本書は宗教権力と世俗権力の関係をめぐる議論に大きな影響を与え、近代政治思想の源流となった重要な著作です。
ダンテの本おすすめ④:ダンテ論: 『神曲』と「個人」の出現

ダンテ論--『神曲』と「個人」の出現
『ダンテ論: 『神曲』と「個人」の出現』は、ダンテの大作『神曲』を通じて、中世から近代への転換期における「個人」という概念の萌芽を探る研究書です。
著者は、ダンテが宗教的枠組みの中で普遍的救済を描きつつも、自らの個人的経験や内面的葛藤を作品に刻み込んだ点に注目します。
その表現は自己意識の誕生を示し、近代的主体の原型を提示しました。
本書は文学と思想史を横断し、個人の自立をめぐる問題を明らかにする貴重な研究です。
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