
この記事では、『ジョン・ロックの名言』を厳選して紹介しています。
ジョン・ロックの名言には「いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。」や「あなたを心配させるものが、あなたを支配する。」など、心に響く名言が多数あります。
イギリスの哲学者・政治思想家で、社会契約論でフランス革命やアメリカ独立に大きな影響を与えた、ジョン・ロックの名言をご堪能ください。
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目次
ジョン・ロックはどんな人物?
名前:ジョン・ロック(John Locke)
誕生:1632年
没年:1704年
国籍:イギリス
職業:哲学者・政治思想家
名言:「いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。」「あなたを心配させるものが、あなたを支配する。」など
ジョン・ロックはイギリスの哲学者・政治思想家で、イギリス経験論の代表者です。
ジョン・ロックの主著「人間知性論」は、すべての知識は感覚的経験に由来するとして近世の経験主義的認識論の端緒を開きました。
政治論では家父長主義と専制政治に反対し、「政府は各個人の自然権を守るために人々の合意により設立されたものであり、その改廃は国民の手中にある」という社会契約論を説きました。
ジョン・ロックの社会契約論は、フランス革命やアメリカ独立に大きな影響を与えました。
ジョン・ロックの著作には「人間知性論」「統治二論」「寛容について」などがあります。
ジョン・ロックの名言26選【心に響く名言|哲学・思想・人間・経験・政治】
ここからは、ジョン・ロックの名言を厳選して紹介していきます。
いかなる人間の知識も、その人の経験を超えるものではない。
ジョン・ロックの名言
読書は単に知識の材料を提供するだけである。それを自分のものにするのは思索の力である。
ジョン・ロックの名言
新しい意見は常に疑われ、たいてい反対される。まだ一般的ではないという理由だけで。
ジョン・ロックの名言
人間の行動は思考の最上の通訳者だ、とわたしは常に考えた。
ジョン・ロックの名言
知るは見るなり。
ジョン・ロックの名言
言われるままに信じるだけの知識は、ただの切れ端に過ぎない。切れ端としては立派でも、それを集める人の知識の蓄えを少しも増しはしない。
ジョン・ロックの名言
大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多い。
ジョン・ロックの名言
われわれの知識はすべて経験に基づくものであり、知識は結局のところ経験から生ずるのである。
ジョン・ロックの名言
善も悪もわれわれに快楽と苦痛を引き起こすものにほかならない。
ジョン・ロックの名言
悲劇的な瞬間を表現するために、わたしは生涯の半分以上を費やしてきた。
ジョン・ロックの名言
人々が日々歩いている場所に道が現れる。
ジョン・ロックの名言
世界に対する唯一の防御は、それについての十分な知識だ。
ジョン・ロックの名言
法の終わるところ、専制がはじまる。
ジョン・ロックの名言
あなたを心配させるものが、あなたを支配する。
ジョン・ロックの名言
何故に人間が社交するかといえば、自己の財産を保持したいからである。
ジョン・ロックの名言
財産の保全が政府の唯一の目的だ。
ジョン・ロックの名言
ファッションの大半は、富の見せびらかしにすぎない。
ジョン・ロックの名言
財産がない場所には不正もない。
ジョン・ロックの名言
すべての財産は労働の産物である。
ジョン・ロックの名言
収入は靴のようなものである。小さすぎればわれわれを締めつけ、わずらわす。大きすぎればつまずきや踏み外しの原因となるのだ。
ジョン・ロックの名言
美味とは食物そのものにあるのではなく、味わう舌にあるものである。
ジョン・ロックの名言
教師にとっては、教えるよりも命令する方が簡単だ。
ジョン・ロックの名言
人間を強制的に救済することはできない。だから彼ら自身の良心に委ねるよりいたしかたない。
ジョン・ロックの名言
すべての人間は平等で独立しており、何人も他人の生命、健康、自由、あるいは財産を侵害すべきではない。
ジョン・ロックの名言
男性と女性の結合は、子ども達を養うに必要な期間だけ継続さるべきである。
ジョン・ロックの名言
すべての人間は平等で独立しており、何人も他人の生命、健康、自由、あるいは財産を侵害すべき間違った意見は一般に考えられているほど世の中には多くない。というのは、たいていの人々は意見をぜんぜん持たず、他人の意見か、あるいはただの伝聞や人の受け売りで満足しているからである。ない。
ジョン・ロックの名言
ジョン・ロックの本・関連書籍を紹介
ここからは、ジョン・ロックのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
ジョン・ロックの本おすすめ①:完訳 統治二論

完訳 統治二論 (岩波文庫)
『完訳 統治二論』は、自然状態における自由と平等を出発点に、政府権力の正当性を人民の同意に求める政治思想を体系的に論じています。
生命・自由・財産という自然権の保護こそが統治の目的であり、権力がこれを侵害する場合、人民には抵抗と政府転覆の権利があると主張します。
王権神授説を否定し、立憲主義と近代民主政治の理論的基礎を築いた古典として、本書は現代社会の自由と権利を考える指針を与えます。
ジョン・ロックの本おすすめ②:寛容についての手紙

寛容についての手紙 (岩波文庫)
『寛容についての手紙』は、宗教的対立が社会を分断する時代背景のもと、信仰の自由と寛容の必要性を理性的に訴えた思想書です。
国家の役割は市民の生命と財産を守ることであり、魂の救済や信仰の強制に介入すべきではないと明確に論じます。
異なる信念の共存こそが平和と秩序を支えると説き、近代的な信教の自由と市民社会の原理を切り開いた重要な古典です。
ジョン・ロックの本おすすめ③:教育に関する考察

教育に関する考察 (岩波文庫 白 7-5)
『教育に関する考察』は、人格形成を教育の最終目的とし、理性と道徳を備えた自由な人間を育てる道筋を論じた思想書です。
知識の詰め込みではなく、自立心や判断力を養うことを重視し、家庭教育と経験の役割を丁寧に考察しています。
個人の成長と社会の調和を結びつけて教育を捉え直す視点を示した本書は、現代の教育論にも深い示唆を与えています。
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