
この記事では、『ドゥルーズの名言』を厳選して紹介しています。
ドゥルーズの名言には「哲学とは概念を創造することである。」や「逃れるとは、現実を生み、人生を創り、武器を発見することだ。」など、心に響く名言が多数あります。
フランスの哲学者・思想家で、近代的な知の体系への追従を批判した、ドゥルーズの名言をご堪能ください。
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目次
ドゥルーズはどんな人物?
名前:ドゥルーズ(Gilles Deleuze)
誕生:1925年
没年:1995年
国籍:フランス
職業:哲学者・思想家
名言:「哲学とは概念を創造することである。」「逃れるとは、現実を生み、人生を創り、武器を発見することだ。」など
ドゥルーズはフランスの哲学者・ポスト構造主義の思想家で、西欧哲学や精神分析などに代表される近代的な知の体系への追従を批判しました。
ドゥルーズの著作には「差異と反復」「批評と臨床」「記号と事件」、フェリックス・ガタリとの共著「千のプラトー」などがあります。
ドゥルーズの名言4選【心に響く名言|哲学・逃走・思想・リゾーム】
ここからは、ドゥルーズの名言を厳選して紹介していきます。
哲学とは概念を創造することである。
ドゥルーズの名言
逃走は行動を諦めることではない。逃走ほど行動的なものはない。想像の反対だ。
ドゥルーズの名言
逃れるとは、現実を生み、人生を創り、武器を発見することだ。
ドゥルーズの名言
地図は開かれたものであり、そのあらゆる次元において接続可能なもの、分解可能、裏返し可能なものであり、たえず変更を受け入れることが可能なものである。
ドゥルーズの名言
ドゥルーズの本・関連書籍を紹介
ここからは、ドゥルーズのおすすめの本や関連書籍を紹介します。
ドゥルーズの本おすすめ①:差異と反復 上・下

差異と反復 上 (河出文庫 ト 6-7)

差異と反復 下 (河出文庫 ト 6-8)
『差異と反復』は、ドゥルーズが同一性や再現の哲学を批判し、差異そのものの生成力を肯定的に捉え直した代表作です。
反復は同じものの繰り返しではなく、新しさを生み出す運動だと論じます。時間、主体、思考を刷新する独創的な概念が展開され、哲学の枠組みを揺さぶります。
本書は、世界を創造的に考え直すための刺激的な思想書です。
ドゥルーズの本おすすめ②:千のプラトー 資本主義と分裂症 上・中・下

千のプラトー 上 —資本主義と分裂症 (河出文庫)

千のプラトー 中 資本主義と分裂症 (河出文庫)

千のプラトー 下 資本主義と分裂症 (河出文庫)
『千のプラトー 資本主義と分裂症』は、ドゥルーズとガタリが、国家や主体といった固定的な枠組みを解体し、世界を流動的な関係の網として捉え直した思想書です。
リゾームや生成変化などの概念を通じ、思考・社会・欲望の新しい可能性が示され、体系を拒む断片的構成が、読む者の思考を解き放ちます。
ドゥルーズの本おすすめ③:批評と臨床

批評と臨床 (河出文庫 ト 6-10)
『批評と臨床』は、ドゥルーズが文学批評と精神分析的思考を往還しながら、創作がいかに生を変容させるかを論じた思想書です。
作家の言語実践を「症状」ではなく「生の実験」と捉え、書くことが新たな生の可能性を切り開く過程を鮮やかに描きます。
批評を治療や創造の行為として再定義し、思考と生の関係を根底から問い直す刺激に満ちています。
ドゥルーズの本おすすめ④:記号と事件 一九七二―一九九〇年の対話

記号と事件 一九七二―一九九〇年の対話 (河出文庫)
『記号と事件 一九七二―一九九〇年の対話 』は、ドゥルーズがミシェル・フーコーとの対話を軸に、思想・政治・歴史をめぐる問いを縦横に展開した思索の記録です。
権力、主体、出来事を「記号」として読み替え、固定化された意味を解体しながら思考の運動そのものを描き出します。
哲学を生きた問題として捉え直し、時代と切り結ぶ思考のダイナミズムを体感できる刺激的な書物です。
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