カミュの名言49選【心に響く名言|不条理・思想・哲学】

カミュ 名言

この記事では、『カミュの名言』を厳選して紹介しています。

カミュの名言には「涙が出そうになるくらいに、生きろ。」「僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。」など、心に響く名言が多数あります。

フランスの作家・哲学者で、不条理の哲学を追求し、ノーベル文学賞も受賞した、カミュの名言をご堪能ください。

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カミュはどんな人物?

名前:カミュ(Albert Camus)
誕生:1913年
没年:1960年
国籍:フランス
職業:作家、哲学者
名言:「涙が出そうになるくらいに、生きろ。」「僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。」など

カミュはアルジェリア生まれのフランスの作家で、第二次世界大戦中にレジスタンスに参加しました。

不条理の哲学を追求し、小説「異邦人」「ペスト」などを世に残し、ノーベル文学賞を受賞しました。

カミュの名言49選【心に響く名言|不条理・思想・哲学】

ここからは、カミュの名言を厳選して紹介していきます。

僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。

カミュの名言

涙が出そうになるくらいに、生きろ。

カミュの名言

未来に対する真の寛大さとは、現在にすべてを与えることにある。

カミュの名言

人生それ自体に意味などない。しかし、意味がないからこそ生きるに値するのだ。

カミュの名言

人間は現在の自分を拒絶する唯一の生きものである。

カミュの名言

意志もまた、一つの孤独である。

カミュの名言

貧困は僕にとって必ずしも憎むべきものではなかった。なぜなら、太陽と海は決して金では買えなかったから。

カミュの名言

最後の審判を待っていてはいけない。それは毎日くだされているのだ。

カミュの名言

幸福とは、それ自体が長い忍耐である。

カミュの名言

倫理なき男は、この世に放たれた野獣だ。

カミュの名言

知性に優れた人とは、自分自身を監視できる人だ。

カミュの名言

高潔さにルールは必要ない。

カミュの名言

人間が唯一偉大であるのは、自分を越えるものと闘うからである。

カミュの名言

しなやかな心は恵まれている。それは決して折れることがないのだ。

カミュの名言

無益で希望のない労働以上に恐ろしい刑罰はない。

カミュの名言

労働なくしては、人生はことごとく腐ってしまう。だが、魂なき労働は、人生を窒息死させてしまう。

カミュの名言

結婚しても愛することはできる。しかし結婚すれば今まで以上に働かねばならない。働いて働いて、その結果、愛することを忘れてしまうのである。

カミュの名言

生きることへの絶望なしに、生きることへの愛はない。

カミュの名言

不滅とは、未来のない観念である。

カミュの名言

愛されないということは不運であり、愛さないということは不幸である。

カミュの名言

激しく愛するには、数少なく愛さねばならぬという理由がどこにあろうか。

カミュの名言

魅力とは明瞭な質問をしなくてもイエスと言ってもらう方法である。

カミュの名言

人間にはそれぞれ運命があるにしても、人間を超越した運命というものはない。

カミュの名言

偉大な行動や思想は、ばかばかしいきっかけで生まれる。街角やレストランの回転ドアから、名作は生まれるのだ。

カミュの名言

幸せになるためには、他人に関与しすぎてはいけない。

カミュの名言

勇気に欠ける者は、常にそれを正当化するための理屈を見出す。

カミュの名言

希望とは一般に信じられている事とは反対で、あきらめにも等しいものである。そして生きることは、あきらめないことである。

カミュの名言

人間は理由もなしに生きていくことはできないのだ。

カミュの名言

すべては使い果たされたのか?よろしい。それなら、これから生き始めよう。

カミュの名言

転落は夜明けに起こる。

カミュの名言

幸せが何から成っているのか探し続けている人は、決して幸せになれない。人生の意味を見出そうとしている人は、決して生きているとはいえない。

カミュの名言

ひとりの思想家が進歩するのは、たとえそれが明々白々であるように思えても、自分の結論を遅らせることによってなのだ。

カミュの名言

僕の後ろを歩かないでくれ。僕は導かないかもしれない。僕の前を歩かないでくれ。僕はついていかないかもしれない。ただ僕と一緒に歩いて、友達でいてほしい。

カミュの名言

われ反抗す、ゆえにわれら在り。

カミュの名言

強い心、知性、勇気があれば、運命の力を阻み、しばしばそれを逆転することが可能である。

カミュの名言

わたしは犬に対して、昔から揺るぎない愛着を持っている。犬が好きな理由は、彼らはわたしのすることをいつも許してくれるからである。

カミュの名言

貧苦とは、寛大さこそ美徳であるような状態だ。

カミュの名言

自由とは、より良くなるための機会のことだ。

カミュの名言

ある種の人々が、ただ正常であろうとするためだけにとんでもない力を費やしているということを、誰も気づいてはいない。

カミュの名言

絶望が純粋なのはたった一つの場合だけである。それは死刑の宣告を受けたときである。

カミュの名言

すべての葉が花となるとき、秋はもう一つの春である。

カミュの名言

やましい心には罪の告白が必要である。芸術作品とは告白なのだ。

カミュの名言

重要なのは、病から癒えることではなく、病みつつ生きることだ。

カミュの名言

革命的精神はすべて、人間の条件に反対する人間の抗議のうちにある。

カミュの名言

結局のところ、芸術の偉大さとは、美と痛み、人類愛と世界の狂気、耐えがたい孤独、疲弊させる人々、拒絶と同意との間の絶えざる緊張にあるのだろう。

カミュの名言

哲学の価値は、哲学者の価値によって決まる。人間が偉大であれば偉大であるほど、その哲学も真実である。

カミュの名言

世間に存在する悪は、大半がつねに無知に由来する。明識がなければ、よい意志も悪意と同じほどの多くの被害を与えることもあり得る。

カミュの名言

真実は光と同様に目をくらます。虚偽は反対に美しいたそがれどきであって、すべてのものをたいしたものに見せる。

カミュの名言

人間は永遠の不正に対して闘うために正義を肯定すべきであり、世界の不幸に対して抗議するために幸福を創造すべきである。

カミュの名言

カミュの本・関連書籍を紹介

ここからは、カミュのおすすめの本や関連書籍を紹介します。

カミュの本おすすめ①:ペスト


ペスト (岩波文庫)

『ペスト』は、アルベール・カミュが人間の不条理と連帯を描いた代表的長編小説です。

アルジェリアのオラン市で突如発生したペストの流行を背景に、医師リウーや人々が恐怖・孤独・死に直面しながらも、人間としての誠実さと希望を模索する姿が描かれます。

カミュは、運命に抗う行為こそが人間の尊厳であるとし、「不条理」に対する倫理的抵抗を提示します。

本書は、苦難の中での連帯と人間の自由を問う哲学的寓話です。

カミュの本おすすめ②:異邦人


異邦人(新潮文庫)

『異邦人』は、カミュが不条理文学を代表する作品として発表した小説です。

アルジェリアの青年ムルソーは、母の死にも無感動で、偶然の出来事からアラブ人を殺害し、社会から「異邦人」として裁かれます。

彼の冷淡な態度は道徳的規範に反し、彼自身の存在が社会の不条理を映し出します。

最終的に死を前にしてムルソーは世界の無意味さを受け入れ、生の自由を悟ります。

この小説は、人間の孤独と存在の意味を問う哲学的名作です。

カミュの本おすすめ③:転落


転落 (光文社古典新訳文庫 K-Aカ 4-2)

『転落』は、カミュが人間の偽善と良心の問題を描いた哲学的告白小説です。

元弁護士クレマンスは、かつて正義と善を信じて生きていたが、偶然目撃した女性の自殺を見過ごしたことで自己欺瞞に気づき、精神的に「転落」していきます。

彼は他人を裁くことで自らの罪を覆い隠していたと悟り、人間存在の根底にある偽善と不安を暴露します。

本書は、罪と救済、そして人間の倫理的孤独を問う内省的傑作です。

カミュの本おすすめ④:シーシュポスの神話


シーシュポスの神話(新潮文庫)

『シーシュポスの神話』は、カミュが「不条理」を哲学的に探究した代表的思想書です。

人間は意味を求めながらも、世界は沈黙し無意味であるという不条理の状況に直面するとカミュは説きます。

ギリシャ神話のシーシュポスが永遠に岩を押し上げ続ける姿を、人間の生の象徴として描き、「それでも岩を押し続けるシーシュポスを幸福と考えねばならない」と結論します。

この本は、絶望の中で生きる勇気と自由を示す不条理哲学の核心です。

カミュの本おすすめ⑤:最初の人間


最初の人間(新潮文庫)

『最初の人間』は、カミュの死後に発見された自伝的長編小説で、カミュの原点と人間存在の根源を描いた遺作です。

アルジェリアの貧しい家庭に生まれた主人公ジャック・コルメリは、父の記憶を求めて故郷を訪れ、母や教師との関係、植民地社会の現実を通して自らの出発点を見つめ直します。

貧困と無知の中でも人間の尊厳と希望を見いだそうとする姿が描かれます。

本書は、カミュの人間愛と倫理的探究の結晶ともいえる感動的名作です。

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