徳川家康の名言43選【心に響く名言|人の一生は・不自由・人生訓・怒り】

徳川家康 名言

この記事では、『徳川家康の名言』を厳選して紹介しています。

徳川家康の名言には「人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。」「不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。」など、心に響く名言が多数あります。

江戸幕府を開いた徳川初代将軍で、幕府260年余の基礎を確立した、徳川家康の名言をご堪能ください。

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徳川家康はどんな人物?

名前:徳川家康(とくがわ いえやす)
誕生:1542年
没年:1616年
国籍:日本
職業:将軍
名言:「人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。」「不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。」など

徳川家康は徳川初代将軍(1603年〜1605年)で、松平広忠の長子として生まれ、幼名は竹千代、初名は元康でした。

今川義元に属したのち織田信長と結び、ついで豊臣秀吉と和し、1590年に関八州に封じられて江戸城に入りました。

その後、豊臣秀吉の没後に伏見城にあって執政し、1600年に関ヶ原の戦いで石田三成らを破り、1603年に征夷大将軍に任命されて江戸幕府を開きました。

将軍職は秀忠に譲り、大御所と呼ばれました。1607年に駿府に隠居しましたが、その後も大事は自ら決し、大坂の陣で豊臣氏を滅ぼし、幕府260年余の基礎を確立しました。

徳川家康の名言43選【心に響く名言|人の一生は・不自由・人生訓・怒り】

ここからは、徳川家康の名言を厳選して紹介していきます。

人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。

徳川家康の名言

不自由を、常と思えば、不足なし。心に望み起こらば、困窮したるときを思い出すべし。

徳川家康の名言

人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」。七文字で言えば「身のほどを知れ」。

徳川家康の名言

人は負けることを知りて、人より勝れり。

徳川家康の名言

己を責めて、人を責むるな。

徳川家康の名言

天下は天下の人の天下にして、我一人の天下と思うべからず。

徳川家康の名言

重荷が人をつくるのじゃぞ。身軽足軽では人は出来ぬ。

徳川家康の名言

最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える。

徳川家康の名言

われ独り出頭して、一人して事を埒あけたがるように致す、これ大なる病なり。

徳川家康の名言

およそ人の上に立って下のいさめを聞かざる者の、国を失い、家を破らざるは、古今とも、これなし。

徳川家康の名言

人を知らんと欲せば、我が心の正直を基として、人の心底を能く察すべし。言と形とに迷ふべからず。

徳川家康の名言

一手の大将たる者が、味方の諸人の「ぼんのくぼ(首の後ろのくぼみ)」を見て、敵などに勝てるものではない。

徳川家康の名言

水よく船を浮かべ、水よく船を覆す。ただこのことを、よく心得られよ。

徳川家康の名言

主君への諌言は一番槍より勝る。

徳川家康の名言

大勢は勢ひをたのみ、少数は一つの心に働く。

徳川家康の名言

勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る。

徳川家康の名言

堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。

徳川家康の名言

世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ。

徳川家康の名言

戦いでは強い者が勝つ。辛抱の強い者が。

徳川家康の名言

得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。

徳川家康の名言

及ばざるは過ぎたるより勝れり。

徳川家康の名言

平氏を亡ぼす者は平氏なり。鎌倉を亡ぼす者は鎌倉なり。

徳川家康の名言

我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ。

徳川家康の名言

敵だというのも自制心を忘れた怒りである。

徳川家康の名言

道理において勝たせたいと思う方に勝たすがよし。

徳川家康の名言

願いが正しければ、時至れば必ず成就する。

徳川家康の名言

滅びる原因は、自らの内にある。

徳川家康の名言

真らしき嘘はつくとも、嘘らしき真を語るべからず。

徳川家康の名言

怒ったときには、百雷の落ちるように怒れ。

徳川家康の名言

あぶない所へ来ると、馬から降りて歩く。これが秘伝である。

徳川家康の名言

我もし濱松を去らば、刀を踏み折りて武士を止むべし。

徳川家康の名言

いくら考えても、どうにもならぬときは、四つ辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む。

徳川家康の名言

決断は、実のところそんなに難しいことではない。難しいのはその前の熟慮である。

徳川家康の名言

家臣を扱うには禄で縛りつけてはならず、機嫌を取ってもならず、遠ざけてはならず、恐れさせてはならず、油断させてはならないものよ。

徳川家康の名言

家臣を率いる要点は惚れられることよ。これを別の言葉で心服とも言うが、大将は家臣から心服されねばならないのだ。

徳川家康の名言

われ志を得ざるとき忍耐この二字を守れり。われ志を得んとするとき大胆不敵この四字を守れり。われ志を得てのち油断大敵この四字を守れり。

徳川家康の名言

愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない。でなければ、聴くに値することを言う者までもが、発言をしなくなる。

徳川家康の名言

大事を成し遂げようとするには本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ。

徳川家康の名言

最初に軽い者を遣わして埒があかないからといって、また重い者を遣わせば、初めに行った者は面目を失い、討ち死にをするほかはない。

徳川家康の名言

人間は、健康でありすぎたり、得意すぎたりする時にも警戒を要するのだが、疲れたおりの消極性もまた厳に戒めなければならない。

徳川家康の名言

多くを与えねば働かぬ家臣は役に立たぬ。また、人間は豊かになりすぎると、結束が弱まり、我説を押し通す者が増えてくる。

徳川家康の名言

大将というものはな、家臣から敬われているようで、たえず落ち度を探されており、恐れられているようで侮られ、親しまれているようで疎んじられ、好かれているようで憎まれているものよ。

徳川家康の名言

徳川家康の本・関連書籍を紹介

ここからは、徳川家康のおすすめの本や関連書籍を紹介します。

徳川家康の本おすすめ①:徳川家康 弱者の戦略


徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

『徳川家康 弱者の戦略』は、圧倒的な強者ではなかった徳川家康が、いかにして天下を取ったのかを「弱者の戦略」という視点から分析した一冊です。

著者は、徳川家康の忍耐・情報収集・人心掌握といった冷静な判断力に注目し、徳川家康が勝ち残った理由を現代の組織やビジネスにも通じる戦略として解説します。

本書は、徳川家康を単なる幸運な勝者ではなく、「待つ」「譲る」「耐える」を武器にした知将として描き出しています。

徳川家康の本おすすめ②:徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚像をはぎ取る


徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚像をはぎ取る (朝日新書)

『徳川家康の最新研究 伝説化された「天下人」の虚像をはぎ取る』は、神格化・英雄化された徳川家康像を再検証し、史実に基づいた実像を描き出す研究書です。

著者は、従来の「平和の象徴」「慎重な名君」といったイメージを批判的に見直し、徳川家康の権力構築の過程や政治的計算の実態を明らかにします。

最新の史料研究をもとに、神話ではなく人間・徳川家康の姿を描き直すことで、徳川家康の成功の本質を問い直しています。

徳川家康の本おすすめ③:新説 家康と三方原合戦: 生涯唯一の大敗を読み解く


新説 家康と三方原合戦 生涯唯一の大敗を読み解く (NHK出版新書)

『新説 家康と三方原合戦: 生涯唯一の大敗を読み解く』は、徳川家康が武田信玄に大敗した三方原の戦いを新たな視点から分析した歴史研究書です。

従来の「敗走」「屈辱」とされる通説を再検討し、戦略的撤退や情報戦の側面を掘り下げます。

著者は、徳川家康の冷静な判断力や学習能力に注目し、この敗北が後の天下統一の礎となったと論じます。

本書は、徳川家康の敗北を「成長の契機」として再評価する一冊です。

徳川家康の本おすすめ④:徳川家康と武田信玄 


徳川家康と武田信玄 (角川選書)

『徳川家康と武田信玄』は、戦国時代を代表する二人の名将・徳川家康と武田信玄の関係を多角的に描いた歴史研究書です。

両者の初対面から三方原の戦いに至るまでの政治的・軍事的駆け引きを詳細に分析し、単なる敵対関係ではなく、互いに学び合い影響を与え合った点に注目します。

武田信玄の戦略思想が徳川家康の後の天下取りにどのように活かされたかを探り、戦国の権謀術数の中に人間的成長を見出す一冊です。

徳川家康の本おすすめ⑤:徳川家康と9つの危機


徳川家康と9つの危機 (PHP新書)

『徳川家康と9つの危機』は、徳川家康の生涯における九つの重大な危機を通じて、その卓越した危機管理能力と生存戦略を読み解く一冊です。

幼少期の人質生活、三方原の敗戦、本能寺の変など、死と隣り合わせの試練の中で徳川家康がどのように冷静に状況を見極め、長期的な視野で行動したかを分析します。

短期的勝利よりも「生き残る」ことを重視した判断力と忍耐力が、天下統一への礎となったことを明らかにしています。

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